― 回想/16年前 ―[また一つ声>>252が返って来る。耳に届くのとは違う感覚。どこか心地良ささえ感じるおと](…なんでだろ?)[声を返して首を傾ぐ。傍から見れば無言のままの仕草。互いに見詰め合い、言葉無く仕草のみがやり取りされる様子に、父達は至極不思議そうな様子でこちらを見ていた](きこえてないみたいだね)