[少しやせ気味の男>>308は首を振り、「ただのお守り」と言いながら手の中のものを見せてくれた。職業柄、電子部品に使われるような貴金属から宝石までそれなりに知識はあるつもりだ。確かに、彼の手にある宝飾品は鉱石機械の類でもなければ、高価な宝石でもないように見える。綺麗だが、良く作られた偽物。傷もないことを確認して、内心で安堵した。] 子どもっぽいだなんて、そんな。[相手の顔を見て、眼鏡をかけていることに気が付く。]