……あの、紅い涙は。 どうにかならないのか。[誰にともなく、ぽつりと呟いて。 ああでも、やっぱり答えは変わらない。 彼を信じきってるわけでもない。 ただ、もし彼の言葉通りなら。 彼を勝たせたくないな、なんて そんな気持ちもあったものだから]