― 明朝・オプティモ西砦付近海岸 ―[頭に乗っていた重みが離れていくのは、寂しい気がした。>>307だからと言って、離さないでと追うものでもない。彼の、そして父の手の下で、いつまでも守られてばかりいられないのだ。] 任せてください。 もう───いや、なるべく迷わないようにしますよ。 貴方が、楽隠居できるだけのものは作ってみせます。[役目が終わった、というその言葉をそのまま受け取って、あとは父と同じように何処かで見守るつもりだろうと思った。]