[ヒース>>309の癒し、護りを受けながら、男は攻撃を繰り出して行く。
合間にはジルの光精─光球から放たれる光の矢>>315が。
踠きながら爪を振るおうとする巨狼から転がるように前へと避けて。]
(こいつが沈黙する大技、大技なぁ)
[男は血筋もあったが、ほとんど武芸の腕だけで、元いた国で近衛兵長まで登り詰めた為、大技らしい技は持っていなかった。
秘蔵している物はあるが、糞爺と呼ぶなんでも有りの師匠からの贈り物だった為、
あまり使いたくないと言う気持ちもあった。]
……使ったら絶対面白がってこっち来るだろ、あの
[師匠謹製の道具の類を使用した事がない弟子が、使用したとあれば、間違いなく来るだろう。]