(まさか、……)[ページを前に捲り、Cの欄をざっと辿る。――理性的に考えれば、……もしあの声が彼ならば、ある筈のないこと。……だが。気づいた時には、冷えた汗が額を伝っていた。――Cの欄に見知った名前がない事に、ひくく、安堵の息をつく。しかし、更に前にページを捲った途端飛び込んできた名前に唇を引き締める](カーク・バウムガルデン。補給基地所属)