それじゃ、いっそ思い切り遊んであげるのがいいのかな?[ 思いを口にすれば、『遊ぶの?』と嬉しげに相棒が尾を揺らした。 ]うん、シエルに会えたらね。頼むよ、ノア。[ ピィ、と返った鳴き声はなんだか張り切っている様子。仔竜の面倒を任されたお兄ちゃん気分らしい。そんなノアの頭を撫でてから、青年はローランドに軽く手を振った。 ]ありがとうございます、教官。シエルの気持ちが少しでも知れて良かったです。[ おかげで、心が大分軽くなったと礼を告げて、ふわりと再び高度を上げた。* ]