人狼物語−薔薇の下国

536 吸血鬼の城 報復の狂宴篇【R18】


吸血鬼公 アレクシス

[この青年はどちらに傾くだろう。
騎士という鎧にすがって、己を保とうとしている彼は。
その鎧は、今にも砕けようとしているのに。

悲痛な叫びのような言葉と、荒く乱れた剣閃を半歩下がって受け流す。
返すのは、言葉の毒だ。]


 あなたがなんと言おうと、手遅れかもしれませんよ。
 ごらんなさい。


[彼の視線を導くよう、白い手を掲げて彼の背後を示す。
慈母のごとき麗しい表情で、子供を抱く魔女の姿を。]

(316) 2020/06/13(Sat) 11:50:34

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