―少し前・医務室―[ 書置きを残しているシュタインメッツ少尉>>294に向けて小さく笑いかけました ]助けた、なんて。ワタシは精々運んだ位で治療したのは軍医殿ですよ。[ 礼は要りませんと、首を左右に振ります ][ 無事に、と口の中掛けられた言葉を転がします。ええ、ワタシはまだやらねばならない事があるのですから。何時でも死ねる命でも簡単に死ぬ訳にはいきません。――少なくともただでは。足を解す様に、とんとんとズボン越しの手榴弾を叩きました* ]