………あー、大丈夫だからな、ヨシヨシ。[猫がねこぱんちをかましてきた。今事を起こすのはよろしくない。やるなら、戦場の動きに合わせねば。灯りを使うのなら、完全な闇を齎せばいい。一瞬でも、月すら届かないほどに暗闇が訪れれば、灯りはむしろ身を滅ぼす道しるべになる……はずだ。ならば仕掛けるなら夜。しかし、海の何を警戒する?海路の破壊?それにしても、あの魔王の眷属に、水のものは居たっけ…――と、思考を巡らし始めた。**]