じゃあ、キャラメルとー、焼き菓子はこれとこれとこれもね!
[抱える程のお菓子の山。贅沢しないように、などと思ったのも遥か彼方。アルビンがやって来た時にお菓子を買い込むのは、ヨアヒムの楽しみの一つ。
オットーのパンも、レジーナのクッキーも美味しいし大好きだけど、こう言う珍しい物には目が無い。]
えっ、いいの?!
ありがとうー
[小銭入れを引っ張り出した所で、小瓶を渡され、にぱーっと笑顔になる。]
これ、何?蜂蜜??
[小瓶の中の金色の液体は、瓶を傾けると、とろりと動いた。
アルビンがナニに使うつもりだったかなど…もちろん想像もつかない。]