変わってないねえ。[結局、融資の話はどこだか知らないがダンカン氏の逆鱗に触れたらしく、さして説明するまもなく終わってしまったのだが。そのあと、何度か諦め切れずに頼みに行ったのだが、次からは本人に会えることすらなく、あの執事に追い返されたのだが。姿が変わらぬのは、こちらとて同じ。きっと彼にも、それなりの何かがあるのだろう。]