…連行――だよな、結局は…。[>>303 言葉を尽くしても、事実は変わらない。自嘲気味に溜息をついて、今度は抵抗を見せない彼に音もなく近づいて行く、]でも、この先に何もないかどうか――、まだ決めるのは、早いんじゃないかな……。[彼の背に腕をまわし、己の身体に密着させるように、そっと抱き寄せる。]