人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


魔王 テオドール

― モーリス ―

[ 若い騎士が己を磨くのと比例するかのように、、
 悪の勢力も日に日に勢いを増していた。
 魔軍には新しい部族が加わった。
 獰猛で邪悪なバシリスクども。そして、闇の眷族ナイトメア。
 魔王に従属するにあたって、バシリスクは週に1人の赤子を求め、テオドールはこれを許可した。
 そしてナイトメアは、 ]

『 お前の安眠を。この先永遠に。 』

[ この夢魔は、それでテオドールが怯むとでも思ったのだろうか。
 鼻を鳴らし、テオドールはこれも許した。 ] 
 
 構わん。
 好きなだけ奪え。
 ……ただし、睡眠時間が短いと後から文句を言っても知らぬぞ。

[ そして、
 鮮血色の目以外は、タテガミも蹄も漆黒の獣が、テオドールの乗馬となった。 ]

(314) 2014/04/05(Sat) 22:55:41

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby