[迫る彼に向け引き金を即座にひく。銃弾は不幸にも後ろにいた近衛兵の一人に当たることになったが。馬首をめぐらせ横へと、迫る彼に応じるようにし、馬同士が接触するのではないかと思える距離に彼が一瞬止まる。お互いの手も届く距離、呼吸や鼓動さえも、これが恋人同士だったならばステキな再開だったのだろうが]ああ、遺言伝えるよ。[切り上げてくるマインゴーシュ、その太刀筋を腕をわずかにさげて…、以前ほどの脅威を感じることはなく、撤退をするらしきこともあわせ少しばかりの余裕を見れた]