― キュベルドンの森・夜 ―[もうチャールズの方を見てはおらず、名前を呼ばれても反応ししない。時々、唇が大丈夫とも取れる形で震えるだけで、怪我を気遣う人たちへ引き渡すと、身を翻しその場から離れた。森を鹿のようと形容された脚走る。既に辺りは暗くなり始めていたが、森の子であるサシャの妨げにはならなかった。]