―資料室―[己の知る限りの最短ルートで第二エリアへの道を駆け、資料室へ着いた時。中では>>305惨劇が繰り広げられていただろうか。防音の設備のせいでその様子は外からは知れなかった。ダーフィトは扉を開ける間ももどかしく思い切り、資料室の扉を蹴り飛ばす。中へと入る間もなく、鉄錆めいた臭いが鼻を衝いただろう。それか誰のものであるかは、明かりを付けるまでは知れぬまま。薄明かりの中、見える獣の影>>308へ躊躇なく発砲した。]