― 後日・某治安組織レトの部屋 ―[背に手が回り、より強く抱き締められるのに逆らう事無くぎゅ、としがみ付く]……も…………ばかぁ。[柔らかい、と聞こえた声>>311に、ようやくいつもの言葉が零れて落ちる。心拍が上がり過ぎて、まともな思考がすぐに戻ってこない。驚きと嬉しさと、どうしても消えてくれないこわさがない交ぜになってぐるぐるとまわっていた]