[今度は少年が口元を少しだけ緩める番。>>307]進め――っ![力ある言葉ではないが、自分を鼓舞するようにそれは、紡がれて。右手の剣を落としたことに勢いを得て、一歩、前に踏み込む。>>308水流は再び短剣にまとわりついて水の刃と化し、空いた、マリエッタの右手側をめがけて振り下ろされた]