[街を出て暫くして、もうすぐ工廠に着くという頃。
襲撃隊は辺りを注意深く確認しながら再合流をする。
そこでもう一度簡単に作戦事項を伝える]
いいか。こういう工廠にはすぐに武器を出せるように、工廠の側にも通用口がある。
ここが街の表だとしたら、ぐるっとまわって……ここだ。
[地面にさらっと見取り図を書きながら、かつて訪れたことのある場所の説明をする]
で……あれから配置が変わってなけりゃ、ここが武器、そんでここに他の物資がある。
オレたちの目指す場所はそこだ。
当然、軍の施設だから見張りはある。
そいつらはオレが殴って眠らせる。
それから様子を窺って、オレが合図を出したら突入だ。
それまでお前らは、ここらへんで身を隠して待機だ。
思ったより警備がやばそうなら、少し様子を窺おう。