>>310ゲルトさん
[優しい言葉をかけられ、複雑な気持ちが錯綜するのを誤魔化し]
ボクは何も…ゲルトさんに、そのままお返しすべき言葉ですっ
いちご麺…っふふ。
実はこの村に新しく出来た甘味屋さんに、特大いちごパフェがあるんです。…一人じゃ食べきれないけど、
――ゲルトさんがよければ、二人で食べに……あぅ。
[彼と目が合えば、…恥ずかしさのあまり視線を逸らそうとして――透き通る水色の瞳に、釘付けになる。
そのまま段々と、彼の顔が近づき――額に感じる、柔らかな感触]
あ、あぅ、……その言葉、…ボクは、真に受けてもいいですか…?
[やっぱり、ゲルトさんは心を読めるのだ…と、そんな事を想う]
ボクっ、ゲルトさんと、明日も…明後日も、出来るならずっと――…一緒にいたいです。
[遠慮がちにそう呟けば彼の手を取り。
祈りを込めるように、彼の手の甲に口づけを落とした]