― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ―
[唐突な声と共に感じたのは、強い水の精霊力。
力を辿るように視線を巡らせた先には、碧い長い髪の女性の姿]
……水霊…………それも、凄く、高位の……。
[認識できた事実にぽかん、としていた所に風が声を伝えてきて]
あ、はい、ええと、大丈夫です!
海坊主は、水軍のダフィさん……じゃなかった、ダーフィト・シーダー殿が鎮めて、無事に還しました。
それで、ええと……。
[ここで一度、言葉を切る。
困惑した視線を女性――高位水霊に向けると、楽し気な笑みが返されて]
現在……何か知ってそうな水霊と対面中です。
[どうしようかと思ったものの、目の前の異変についても伝えておいた。*]