[ただ睨み付けるしかできぬ身がこれほど恨めしく思ったこともそうない。>>298 そんなことをしていれば僅かに残っていた体力も使い果たし、己を捕らえる腕から抜けることもかなわぬままに意識は薄れ始め、城館へと運ばれる頃には気を失っていただろう。*]