[元ある世界へ帰るべき道へと向かせる様に、トオルの背中へと掌を] ……さぁ。行け、トオル。[言葉はそれひとつだ。それ以上の言葉にだせば、今更の様に言葉ばかり溢れてきそうだから。唯静かに、紡げる言葉ひとつにその万は超える程の思いをそこに込めて]