[腕で顔を覆っていれば、天井は見えない。そんな部屋の中でカークの声が聞こえた。>>289] 3分待ってろ!直ぐに行く。[腕を退け、跳ね上がるように立ち上がると、扉を乱暴に開けて、ダーフィトは廊下へと飛び出す。Nルームを通り過ぎ、倉庫を通り過ぎ。メイン・サロンへと至れば誰か>>272、居たかもしれないが。今は話をしている場合ではないと、走る。走る。システムに選ばれた名を告げる声>>292も今はどこか、遠くに。]