人狼物語−薔薇の下国

540 黒狼幻燈 ―銀星平原裂魔行―


残月の騎竜師 メレディス

シン、歌って。

[ ぐるぐると、巨狼の気を散らすように旋回しながら、白銀の竜は、これまでの鳴き声とは違う、高く澄んだ声で歌い始めた。 ]

『ru...rururu...ruru』

[ その歌声に応じて、竜の纏う白く冷たい霧氷が波打つように広がり、巨狼の視界を妨げんとする。 ]

ほら、こっちだ!

[ 高度を変えながら、頭に向けて矢を放てば、致命の傷は与えられずとも、気をひくことは出来るだろう。** ]

(312) 2020/09/25(Fri) 00:51:58

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