人狼物語−薔薇の下国

283 少人数で人狼BBS人狼騒動RP村3 ― 白銀の村 ―


青年 ヨアヒム


 『――…へェ?』

[シスターが人狼という存在を識っていたことが少し意外で、獣は軽く瞠目して見せる。
そう、少なくはないのだろうか。人に混じって生きる同胞は。]

 『そうさなあ。アンタは、ここまでだ。
             ――…死ぬのは、怖い?』

[尋ねてみるのは、言葉遊びのようなもの。
諦めの滲む声ながらも、けたたましく騒いだりなどということはなくて、落ち着いているなと顔を覗き込むのだった。]

 『少しは――…痛いかもな?』

[そのまま首筋へ顔を寄せれば、何度か柔肌を爪で薄く撫でても見たけれど、近くで嗅ぐ「匂い」で多少冷めたに見えた頭の奥の疼きが再び息を吹き返して。
問いの返事を待つ間ももどかしく、顎門を思い切り閉じた。]

(312) 2014/12/16(Tue) 00:55:58

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