[ 驚かないのか、という、王の言葉に>>297男は小さく笑った。 ]驚いていますよ。守護者殿が人間ではないことを、私は確信していましたし、陛下が黒狼神の神子王と呼ばれる事も知っていたのに、何故、名乗られるまで判らなかったのか、と、自分の迂闊さにびっくりです。[ ピースは目の前に散らばっていたのに、それを敢えて繋ぎ合わせようとしなかった。恐らくは無意識に抱いて居た畏れ故に。 ]