― 後日・某治安組織自室 ―[前よりは長く、啄むように口付けて。互いの熱だけの交感を経て、ゆっくりと唇を離した。アデルからいつもの一言は無く、しがみ付く感触に顎を捉えていた手もアデルの背へと回す]………アデルの唇、やっぱ柔らけぇ。[本当はもっと欲求が渦巻いてるけれど、それ以上をしたらアデルが泣くのが解っているから。口付けだけに止め、アデルを強く抱き締めた。そうすることで欲求も一度奥底へと押し込める]