ま、文句言っててもしゃーねぇ、死なないように全力で行くしかねぇな。
そんで纏まって動くか、誰か先行するか。
どうするラートリー?
[部隊長であるラートリーへと視線を投げ問いかける。
騎竜師である自分かラートリーが前に出るのがいいだろう。
なんせ河では船が足場になり、小回りが効かないのだから。]
アリーセは出来るだけ近くにいてほしいけど無理は言わねぇ。
[一応はお目付け役であるのを建前に。
本音としては目の届かない範囲で何かあっても助けられないのが嫌だから。
出来るだけ手の届く範囲にいてほしいという我儘がそう言わせた。]