[現在の戦況具合。そして高値で売り付けられる。というならば、あちらに流れるのが大人の対応というやつなのだろう。
もちろん危惧がないことはない。こちらにはどんな指揮官がいて、あちらにはどんな指揮官がいるかを知らないことだ。大外れを引くことだってありえるのだ。
だがそれだけで判断ができないものもある。理性と行動が一致しない。そういうことはあるだろう?往々にして、そうさせる存在がいるわけだ。
一人は、白き親友≪ジークムント≫
そしてもう一人は、夜の女神≪ラートリー≫と同じ名を自身に告げた前雇用主]