[息を吸い込む。それが声になることはなかった。素早く背を翻す二人の姿が、再び闇の向こうに消えるまで。飛び来る矢も刃も声もなかった。だから男らの耳に、その言葉は音として届いていない。 ─── 祈りのような、その*言葉>>283は*]