「 終わったら誰からの声か聞かせてね。 あとできっちり苦情入れるから」[そんな風に言い、向かいの席に座り声なき声が終わるのを待っている] (ちが う、そうじゃなくて)[ポケットの中には、彼から預かった一振りの短剣>>290。護身用なんて言わず遠慮なく突き返せばよかった。それなら使わずにすんだかもしれないのに] ――に げ ろ[ほとんど唇だけの声にならない声は、届くだろうか*]