[くしゃり][くしゃ][くしゃ][細い金の髪を無言でかき混ぜるように撫でて、そうしてそのまま腕を回して、小さな身体を抱き寄せた。声が直接響くように胸元に彼女の頭を抱き寄せて、漸く口を開く]俺は今は、上官でも先輩でもない。そのつもりで聞け。───…。