人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


船を愛する領主 ウェルシュ

 ……だから、実は僕も、
 海峡を開くこと自体は、賛成なのですけれどね。
 だからこそ、停戦の呼びかけというのは分かる話だ。

[最後に付け足された本音は、タクマの手前、小さめな声になった。
>>0:76 海峡の解放に対し、ウルケルが帝国に出した要求は、あまりにも無理難題。己の軍事力を過信しているのかどうか、ウェルシュには測りかねるけれども。
ただそれとは別に、ストンプの造船知識をこの狭い海峡内だけで留めるのは、少し勿体無いと考えていた。]

 帝国の方が憎いという訳でもありません。
 海峡を開く方が、双方の利になるなら……そうするべきでしょう。

[しかし、と言葉は区切る。]

 僕は、ひとつだけ。
 帝国の考えに、頷けないことがあります。
 
 ……。
 先程も言った通り、いずれは海峡の外に出たいというのが僕の願いなのですが、

(309) 2015/11/07(Sat) 14:23:06

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