― 翡翠ヶ淵 ―[左肩や腕の傷に布を巻いて処置をした後。 自分から誰に話し掛けるでもなく、座り込んで静かにしていたのだが。 そこに近付いて来たのは、思わぬ人物だった>>306] えっ。[その相手と声掛けの両方に驚いて、一瞬固まった。 反射的に遠慮しようとしたが、何と言うのが正しいのかわからず] ありがとう……ございます……。[結局は素直とも言える態度で、手を差し出した*]