― 少し前のこと ―
[駆け寄ってくる青年――ヨアヒムの声(>>306)に足を止める。
相変わらず色気より食い気なヨアヒムの言葉に、ぽんぽんと彼の頭を撫でて]
もちろんあるよ。
街で今大人気のチーズ味キャラメルとか、ヨアヒムが好きそうな焼き菓子とかね。
ああ、そうそう。これ、いつもお菓子を買ってくれるからサービスだよ。
[と、差し出すのは小さな小瓶に入った蜂蜜。
ナニに使うつもりだったのかは内緒だけれど、まだ封を切っていない新品だし、あげてもきっと支障はないはずだろう]
ああ、そうそう。
そういえば最近このへんで変わった噂とか聞かないかい?
商人仲間にうわさ好きがいてね、何か変わった噂があれば教えてくれってうるさいんだ。
[なんて、ちゃっかり情報収集をしてみたり]