人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


邪眼の怪物 クレメンス


 おや、父なる神にそんな卑猥な顔を見せるのかい?
 いけないよ、お父様には秘密にしなくては。

[薄く笑う表皮には邪気が無い。>>276
 彼を苛み、嗤う色を見せるのは赤味を帯び出した眸だけ。
 舌先から滴る銀糸を認め、背を抱いていた掌が尾骶骨までを撫で下ろした。]

 そうだね、君に性を与えるのなら私と同じ形にしよう。
 君に……、義務ではない快楽を教えよう。


 ――― お父様の逆鱗に触れるソドミーだ。



[臀部の丸みをなぞった指は、未来の示唆。
 非生産的な享楽は、天が許す営みの埒外。
 彼の神経を声で言葉で爪弾きながら、威勢を張る姿に恍惚の色が露わ。]

(309) 2018/03/20(Tue) 02:20:28

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