おや、父なる神にそんな卑猥な顔を見せるのかい?
いけないよ、お父様には秘密にしなくては。
[薄く笑う表皮には邪気が無い。>>276
彼を苛み、嗤う色を見せるのは赤味を帯び出した眸だけ。
舌先から滴る銀糸を認め、背を抱いていた掌が尾骶骨までを撫で下ろした。]
そうだね、君に性を与えるのなら私と同じ形にしよう。
君に……、義務ではない快楽を教えよう。
――― お父様の逆鱗に触れるソドミーだ。
[臀部の丸みをなぞった指は、未来の示唆。
非生産的な享楽は、天が許す営みの埒外。
彼の神経を声で言葉で爪弾きながら、威勢を張る姿に恍惚の色が露わ。]