人狼物語−薔薇の下国

489 グラムワーグ・サーガ4


黙示天使 アデル

 ― 光の船へ ―

[始まりの日からおよそ一週間が過ぎた頃。
 地上の警戒を他の部隊に任せ、白翼の黙示天使は天上の船を目指していた。
 しばしの静観を経ての次なる動きを伺うため、そして交戦により損失した下級天使の補充のためである]

[――もっとも、それらだけならば地上に留まったままでもやりようはある。
 実際は、何かしら理由をつけてでも、天へ帰還しようとしたのが本音であり]

 黙示天使アディリエル、御前に参上しました。

 ――大天使、ナタリエル様。

[報告と新たなる指令を受けることを名目に、大天使へお目通りを願う。
 指揮官たる御方に、どれだけの時間を割いてもらえるかはわからなかったが*]

(309) 2017/11/02(Thu) 23:35:45

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