[>>294 やはり、見られていたかと思うのも束の間。感情と共に揺れるベルティルデの耳>>292に気付いて、ぱちくりと瞬く。自分たちとは違う、物語の中のエルフのような耳を持つ少女の姿に、ここは、本当に異世界なんだと今更のように思い知る] 親類の気配? それって、どういう――[向けられた言葉の意味が分からず、鸚鵡返しに口にして。水面に浮かび出す、他の力によらない幾つもの波紋に気付くと思わず息を呑んだ]