人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


吟遊詩人 ソマリ

 ……鍵に選ばれた英雄は、ちゃんと片付けられなかった。
 かの絶望なる魔物とともに、門の向こうに落ちた戦友がいたんだ。鍵をしっかりかけられればもう二度と出てこれなくなっただろうに――それができなかった。ためらう間に鍵の使用期限が切れてしまったんだって。再び鍵が使えるようになるのかどうかは、ちょっとぼくらにもわからない。もうアテにならないものかもしれないしね。

 何せ、伝承だったら「然るべき時に然るべきものが手に取りし」って丸投げだよ。
 何かしら因果やら何やらに絡む魔法の品なのにはかわりないがーちょっと、門と同じで理解がおいつかない。

[こまったこまった、と肩をすくめて]

(309) 2014/03/28(Fri) 11:59:32

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