人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


野茨公 ギィ

― 地下礼拝堂 ―

[戦いを終え、交渉も終えて、城主は地下への階段を下る。
傍らには誰があっただろうか。
弱弱しい蜜蝋の灯りに照らされて、硬い横顔が見えただろう。

足踏み入れた礼拝堂には聖なる気配>>145が残っていたが、
犠牲者が並ぶ場所までは届いていないようだった。
深い闇の中にいくつか灯りをともし、
白い架台に横たえられた少女の姿を浮かび上がらせる。]


 ユーリエ。

[名を、呼んでみる。
周囲に気配はあっただろうか。
今は他に注意をやることなく、彼女の白い顔を見つめる。]

(308) 2014/02/27(Thu) 10:09:50 (nekomichi)

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