人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


ウルケル海軍提督 ゲオルグ

 撃ってこない、か。ありゃあ学習したな。
 もっと引き寄せてから撃つ気だろうが──、構わん。

[敵艦隊を狙った砲撃が盛大な水柱を上げる>>291
着弾なし。の報告に、ゲオルグは顎を引いて頷いた。]

 向こうを休ませるなよ。
 射程が短くなれば命中率が上がるのはこちらも同じだ。
 動きの先を予測しろ。

[既に南にはタクマらの艦隊が控えている。
それらを背に艦首を北に、舷側にずらりと砲を並べて撃ち崩す構え。同じく戦艦の足元には砲艦をはじめとする小型の艦が舷を並べて、これは射程に敵艦を収めるのを今や遅しと待ち構えていた。]

 『敵艦に砲撃の構え!』

[見張り台から緊迫した声が落ちてくる。
回避せんと、右に舵が切られ、ぐ。と、艦が傾く錯覚。]

(308) 2015/11/14(Sat) 00:27:01

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