― 聖神神殿・儀式の間 ―
[『だから見るなバカモノ』とトオルの手を落としてから暫く>>268。
言葉少なく、やがて勇者達が全員揃う時間までを待ち続け、やがて門の術式が開かれた>>252]
……元いた時間か、それは重畳だなトオル。
どうやら向こうで失踪扱いはされずに済んだらしいぞ?
[安堵か拍子抜けか、そんな様子をみせるトオルの背をぽふん、と叩き。
各々、己の相棒への別れ、あるいは神官長への感謝や挨拶を眺める様にしていた。
ステフもセイジも、笑顔を浮かべながら帰る様だ。
ベルティルデ、別れにも相応しい礼装姿に思わず息を呑んだ。
自分達といえば。寧ろいつも通りの様な感じがしなくもない]