― 公国前進拠点・私室 ―[フレデリカが陣を離れるよりも前のこと。ディークは一度、彼女を私室へと呼び出した。以前と同じく、人払いは済ませてある。彼女と二人きりになれば、男はじっと、彼女を見つめた。やがて────] [ くしゃり ][金の髪に手が伸ばされる]