[手紙が読まれる間と、その後の空白には何も言う事はなく。
謝意を告げられると、居住まい正してそれを受け取り]
『ああ、そっちは、翼で伝えておく』
[すぐに知りたがるだろうから、と手紙の返事は伝令を使う事を決め。
続いた言葉>>270に、山の若者はひとつ、瞬いた。
ルディが解放軍と共に、と決めた理由。
その一端が感じられたような気がして]
『……今の言葉も、ちゃんと、皆に伝える』
[はきと頷き、再度、礼をして退出する。
……なお、その後の疑問>>271を彼が耳にしていたなら、『あんた、案外鈍い?』との突っ込みが飛んだであろう事は、余談]