[突然の豹変振りに呆気に取られる。ペーターが自分を嵌めようとしている。人狼に怯えているばかりの子供は初めからいなかったのだ。「“あの声”には、抗えないから」と聴けば、目を細めて。]そう、貴方もそうだったんですね。[人なのか狼なのか分からないが、聲が聴こえる存在。そう、一人勝手に納得してみせる。だが、ペーターには…がすんなりと受けている理由が分からなかっただろう。]