それで、ね。 かでぃは、神官長に挨拶に行けば 君たち血族が召集された理由も、彼らのことも判ると思う。[とはいえ――『くがみ せいじ』 そう名乗った彼と話していれば、大体の事情は 察することが出来てしまうのかもしれない。] (それに――――)[巡る風の気配。 世界を救う力も血脈も持たない身だが、 ウェルシュカーディを取り巻く力の気配は己にも馴染み深いもので、ゆえに、彼らに対しての推測もついた。 ここでこうして引き合うふたりは、恐らく。*]