人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


死せる忠臣 クレステッド

[そうして暫しローランドを睨みつけたあと。
杖を下ろし背を向ける。]

我々の前に立ちはだかるというならば、次に会った時は必ず殺す……。
それまで、精々余生を楽しむのだな。

[これでいい、はずだと。
杖に込めた魔力を解き放っていれば、ローランドの息の根がそこで止まっていたことくらいは、ローランドにも解っていたはず。
それならば。生きて恐怖を伝えさせるための駒としたほうが、危険を小さく出来るはず……
少なくとも、クレステッドはこの時はそう考えた。

彼の姿は、この場へと転移するのに使った門の中に消えた**]

(308) 2014/09/13(Sat) 20:37:56

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