[そして、『虚無』による心乱すような焦燥感は、消えた] アイリ……様。[なんと言葉を掛けていいのかと立ち尽くしていると、彼女が龍の背にもたれかかるのが見えて>>305] だ、大丈夫……ですか?[真っ先に心配が口をついて出た。 咄嗟に彼女の許へ駆けるが、それより先に動くべき人が動いているかもしれない*]